コント ド シャンパーニュ ロゼは、シャルドネとピノ・ノワール双方の品質が確保された年にのみ生産されます。 最初にフレッシュで洗練された果実味があり、熟した果実の香りが続きます。口に含むと滑らかで生き生きとしており、グレープフルーツとかすかなスパイスの風味がする洗練された味わいが特長です。一番搾りの果汁のみ用いられ、長い熟成により複雑なアロマとまろやかさが生まれます。また滑らかで豊かな味わいの中に、甘いマルメロゼリーの香りと新鮮なイチジクの風味が広がります。熟さと奥行きのある味わいが特長です。 -ワインアドヴォケイト 96点 -VINOUS 97点 "The 2007 Comtes de Champagne Ros is a very pretty wine to drink now and over the next two decades. Soft and inviting with good energy the 2007 is impeccable in its balance. Crushed red berry fruit blood orange cinnamon rose petal and mint all meld together in this gracious mid-weight Ros from Taittinger. At times the 2007 is generous while at other moments it is more classically austere in bearing. It will be interesting to see where things ultimately settle."
テタンジェは、その名を社名に掲げるテタンジェ家が、今尚オーナー兼経営者である希少な大手シャンパーニュ・メゾンです。現在は、4代目のピエール=エマニュエル・テタンジェから長女ヴィタリーへ社長が受け継がれ、長男のクロヴィス氏と共に、長きに培われてきたテタンジェ・ファミリーの精神を継承しています。
シャンパーニュ地方を初めて訪れた際、ピエール・テタンジェは、1914~1918年の大戦に従軍する若き連絡将校でした。数年後、彼は経験豊富な義兄ポール・エヴェックとともにシャンパーニュに戻ってきます。彼らはワインとガストロノミーに情熱を注ぐとともに、新たに獲得したこのシャンパーニュ事業の構築に全精力を傾けます。
第一次世界大戦の騎兵将校、ピエール=シャルル・テタンジェは、1915年にマルケットリー城(寄せ木細工の城)に駐留していたジョフル将軍の司令部に配属されます。彼はこの城に一目ぼれし、いつの日かこれを一族の地所とすることを誓います。1932年になって彼の願いはようやく実現します。義理の兄と協力して、ランスのシャンパーニュ伯爵邸を含むフォレスト=フルノー社を買い取ったのです。それ以降、フランスの高品質な料理に対する彼の情熱をもとに、メゾンで作られるワインのスタイルが確立され、現在まで脈々と受け継がれています。
テタンジェの本拠地は、1800年以上の歴史を持つ、ランスのサン・ニケーズの丘にあります。地下18メートルのセラーに入ると、僧侶たちがすでに勤めに精を出していた13世紀のガロ・ローマ時代に築かれた静謐な世界がよみがえります。修道院はフランス革命で破壊され、現在残っているのは地下階だけで、そのアーチ天井をもつ納骨堂はシャンパーニュ地方で最も美しいゴシック様式の建造物です。
この遺跡は150年間放置されていましたが、1920年代にシャンパーニュ・ハウスの到来によってよみがえり、戦後、テタンジェがこの地を購入して拠点としました。元のアールデコ様式が保たれたこの建物には、毎年6万人以上の訪問客が訪れ、セラーを見学します。コント・ド・シャンパーニュのキュヴェはこの地下で、何年もの間まどろみながら熟成を待つのです。
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最初にフレッシュで洗練された果実味があり、熟した果実の香りが続きます。口に含むと滑らかで生き生きとしており、グレープフルーツとかすかなスパイスの風味がする洗練された味わいが特長です。一番搾りの果汁のみ用いられ、長い熟成により複雑なアロマとまろやかさが生まれます。また滑らかで豊かな味わいの中に、甘いマルメロゼリーの香りと新鮮なイチジクの風味が広がります。熟さと奥行きのある味わいが特長です。
-ワインアドヴォケイト 96点
-VINOUS 97点
"The 2007 Comtes de Champagne Ros is a very pretty wine to drink now and over the next two decades. Soft and inviting with good energy the 2007 is impeccable in its balance. Crushed red berry fruit blood orange cinnamon rose petal and mint all meld together in this gracious mid-weight Ros from Taittinger. At times the 2007 is generous while at other moments it is more classically austere in bearing. It will be interesting to see where things ultimately settle."