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サイズ:径・約11.8cm 高・約8.5cm 付属品:共箱、共布 (茶筅はつきません)発 送:60サイズ段ボールの予定です。中古です。状態良好、無傷です。写真7枚目にアップで撮りましたが、高台内の白釉に剥離がみられます。これは高台の土みせの上釉(透明釉)のかかっていない部分の話で、使っているうちに取れるところは取れていき、残るところは残るというものだと思います。それでも欠陥だと思われる方はどうぞご購入にご注意ください。白とオレンジ系の釉薬が掛け分けられ、銹絵で横笛と冠(烏帽子ではありません)が描かれています。和歌は源氏物語に出てくるもので、「笛竹に吹き寄る風のことならば 末の世長き音に伝へなむ」と書いてあります。訳は「この笛に吹き寄る風は、同じことなら、笛の音を末の世まで長く続くものとして伝えてほしい。」となるそうです。源氏物語がお好きな方や音、楽器、平安時代などのテーマでお道具組をお考えの方等々こちらのお茶碗ぴったりかなと思います。さて、ちょっと長話になりますが、この和歌はいったいになんのこっちゃと思います。ちょっと簡単に状況を書いてみます(ネタばれ含みます)と、この和歌は夕霧(光源氏の息子)の夢に、亡くなった親友の柏木が出てきて詠む歌です。この和歌を詠むことで、柏木は暗に、この笛は俺の子孫に伝えてくれと言うわけです。横笛は柏木の愛用品だったもので、遺品整理で夕霧が譲り受けたものでした。しかし独身で亡くなった柏木ですので、夕霧はわけがわからず光源氏に聞いてみるわけです。そしたら光源氏はこう思うのです。うすうす気づいていたけど、子孫ってそれは薫(表向きは光源氏と後の正妻女三宮との子)のことなんだなぁ…って。だいぶ端折りましたので、この後どうなるのか等、気になる方はいろいろお調べ下さればと思います。しかしながら、この和歌にはこのような背景がありますので、例えば友人の恋人を好きになってしまった等の、人に相談できないような、つらい恋愛を経験された方にこそふさわしいお茶碗になるのかもしれません。なんちゃって。発送は60サイズ段ボールを予定しています。どうぞよろしくお願いします。
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中古です。状態良好、無傷です。
写真7枚目にアップで撮りましたが、高台内の白釉に剥離がみられます。
これは高台の土みせの上釉(透明釉)のかかっていない部分の話で、使っているうちに取れるところは取れていき、残るところは残るというものだと思います。
それでも欠陥だと思われる方はどうぞご購入にご注意ください。
白とオレンジ系の釉薬が掛け分けられ、銹絵で横笛と冠(烏帽子ではありません)が描かれています。
和歌は源氏物語に出てくるもので、「笛竹に吹き寄る風のことならば 末の世長き音に伝へなむ」と書いてあります。
訳は「この笛に吹き寄る風は、同じことなら、笛の音を末の世まで長く続くものとして伝えてほしい。」となるそうです。
源氏物語がお好きな方や音、楽器、平安時代などのテーマでお道具組をお考えの方等々こちらのお茶碗ぴったりかなと思います。
さて、ちょっと長話になりますが、この和歌はいったいになんのこっちゃと思います。
ちょっと簡単に状況を書いてみます(ネタばれ含みます)と、この和歌は夕霧(光源氏の息子)の夢に、亡くなった親友の柏木が出てきて詠む歌です。この和歌を詠むことで、柏木は暗に、この笛は俺の子孫に伝えてくれと言うわけです。横笛は柏木の愛用品だったもので、遺品整理で夕霧が譲り受けたものでした。
しかし独身で亡くなった柏木ですので、夕霧はわけがわからず光源氏に聞いてみるわけです。そしたら光源氏はこう思うのです。うすうす気づいていたけど、子孫ってそれは薫(表向きは光源氏と後の正妻女三宮との子)のことなんだなぁ…って。
だいぶ端折りましたので、この後どうなるのか等、気になる方はいろいろお調べ下さればと思います。
しかしながら、この和歌にはこのような背景がありますので、例えば友人の恋人を好きになってしまった等の、人に相談できないような、つらい恋愛を経験された方にこそふさわしいお茶碗になるのかもしれません。
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