これ以上のものはない、とメゾンが言い切る最高峰のシャンパーニュN.P.U.( Nec Plus Ultra )は、ラテン語で文字通り「それ以上のものがない」ことを意味します。当初より追求されてきた高い野心により生まれる情熱、つまりこれ以上ない最高峰のシャンパーニュを提供する、という思いを込めて造られました。 N.P.U.は偉大な収穫年にのみ生産されます。 クリーミーで、軽く口中を覆うような質感があり、上質なカシミヤが引き締まった鮮やかな酸を包み込んでいるような印象を受けます。熟したホワイトチェリーやアプリコット、塩、ブリオッシュ、結晶化した蜂蜜の香りが豊かに香ります。塩気を帯びたミネラルや牡蠣の殻のニュアンスが後味に。
1981年に設立された新しく珍しい自営の高品質メゾン
シャンパーニュ地方で古くから葡萄栽培家兼仲介業を営んでいた一家に生まれたブルーノ・パイヤールは、1981年自分自身のシャンパーニュメゾンを設立しました。最も新しく、数少ない自営のシャンパーニュメゾンです。年間平均出荷量は60万本(5万ケース)で、その75%以上が輸出されており、ヴィンテージとノンヴィンテージの高級キュヴェの生産を専門としています。ブルーノ・パイヤールのシャンパーニュはシャンパーニュ地方産の最高品質の葡萄から、伝統的手法によりオーナー自身の監督のもとに造られます。常に、最も純粋である最初のプレスのみ使用しています。ブルーノ・パイヤールは3種類のノンヴィンテージと、現在では非常に少量のいくつかのヴィンテージものを生産しています。全て辛口であり、中辛口や甘口は造っておりません。ワイン本来の姿を大切にする為、ドサージュは最低限に控えられています。また、全てのボトルにデゴルジュマンの日付を明記している唯一のシャンパーニュハウスです。(「デコルジュマン」とは:数年にわたる瓶熟の後、瓶内二次発酵の際に生じた澱を除去する作業です。この段階でドサージュが加えられ瓶口がコルクで閉められます。その際、ボトルを開けることが必要になり、少量の炭素ガスが失われかわりに酸素がはいります。そのため、この日から新たに瓶熟が始まり、最終的には酸化していきます。これがデコルジュマンの日付が大切な理由です。)2007年からはブルーノ・パイヤールの娘、アリス・パイヤールがメゾンの経営に加わりました。現在、父とともにメゾンを切り盛りしています。
巨匠ジョエル・ロブションが愛し続けるシャンパンーニュ
有名フランス人シェフ、ジョエル・ロブションはブラインド・ティスティングにてブルーノ・パイヤールに惚れ込み、2週間後には彼のシャンパーニュメゾンを訪れました。そしてブルーノ・パイヤールのこだわり、最高を求める姿勢が彼の食に対するアートと共鳴し、それ以来ジョエル・ロブションのレストランでは常にブルーノ・パイヤールをサーブすると言われる程です。他のシャンパーニュメゾンが大企業の傘下に収まり、プロモーションをかけ売り出す現在の状況では異例ともいえるブルーノ・パイヤールは、品質がすべてだといえます。
Information
N.P.U.は偉大な収穫年にのみ生産されます。
クリーミーで、軽く口中を覆うような質感があり、上質なカシミヤが引き締まった鮮やかな酸を包み込んでいるような印象を受けます。熟したホワイトチェリーやアプリコット、塩、ブリオッシュ、結晶化した蜂蜜の香りが豊かに香ります。塩気を帯びたミネラルや牡蠣の殻のニュアンスが後味に。